GOTH〜リストカット事件 [読書。]
以前「七つの黒い夢」で読んで面白かった、乙一の作品。
短編集だと知らず、表紙の銀色とナイフの絵に魅かれて借りてみた。
乙一の作品の読み始めとしては、良かったのかどうか・・。
「僕」と「森野」という主人公2人が中心となり、話が展開される。
個人的に好みと思ったのは、5番目の「土」。
えー、そうきたかぁーという、私にとっては心理的などんでん返し?が2回もあったからかな。
意外と、実はこういう事件って実際に起こっていそうな、ありえそうな話だからこそ
更に怖さ倍増だったと思う。
あとは、最後の「声」。
読んでも読んでもワケわからん・・・。
結局犯人は誰さー?
やっぱ「僕」なの?
でも何か違うような感じも受けるし、ちょっと不満。
私の推察力というか、読み取る力が足りないだけなのか?
ネットで調べたら、きっと解説してくれてるトコがあると思うけど、
多分調べないだろうなー。
そのへん、かなりものぐさなので。
この、ワケのわからなさが心地よい感じでもあるし。
気持ち悪かったら、きっと調べるんだけど。
ところで、あとがき部分に「いつものせつなさがない」という記述あり。
他の作品を読んでないので、その「せつなさ」の意図するところがわからん。
やっぱし、まずはデビュー作を読んだほうが良いのかな。
次回はそれにしようっと。
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