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光と影の誘惑 [読書。]

光と影の誘惑貫井 徳郎作品。
短編というよりは、中編の作品が4作品。
ビミョーだよね・・・中編は・・・。
物足りなかったり、中途半端だったりしやすいから。

わたしとしては、最後の「我が母の教えたまいし歌」が一番好きかも。
家族の謎に迫る・・・というところが。
確かに、主人公はちょっと(いや、かなり?)マザコンな部分があるけれど、
男の人ってなんだかんだいって、ほとんどそうだよねぇ・・。
ま、主人公のお母さん大好きに、ちょっとヒキつつ、全体としてはちょっとした、
ささいなスリルを味わった感じ。

他の3作も十分楽しめた。
欲を言うなら、私はやっぱり、長編が好きらしい。
もしくは、星新一のような、ショートショートぐらいの短編。
これでもかっ!ってぐらい盛り上げてもらうのもよいし、あっさりシンプルなのもいい。
中編っていうのが・・・なんとも・・・微妙で。
でも、貫井作品は好きなんだけど。


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